患者が元気に退院していくことや、患者やその家族からお礼をいわれることは、看護師が感じるやりがいの1つです。その他にも看護師がやりがいを感じることとして、自分が立案した看護計画がうまくいくことや、自分の担当患者が自分に憧れて看護師を目指してくれることも大きなやりがいに繋がります。

看護計画は、看護師の仕事の中でも重要で難しいのが現状です。適切な看護計画を立てるためには、患者の現状や家族関係、社会との関係などを把握することが必要となります。医師の治療方針を理解するための疾患や治療法に対する知識も求められるでしょう。自分以外の看護師にも、どのような方針で患者を看護していくかを共有してもらうために、誰が見てもわかりやすい看護計画を立てることが大切です。せっかく立てた計画も患者の容態や状況によって、変更を余儀なくされることはしょっちゅうあります。これは看護師が苦労する業務の1つですが、その分看護計画がスムーズにうまくいくととても嬉しいものです。

また、自分を見て看護師を目指している人がいることも大きなやりがいになるでしょう。看護師は魅力的な仕事ですが、もちろん厳しい面もたくさんあります。体力的にも精神的にも大変な仕事です。そのような厳しい看護の仕事の魅力ややりがいを自分が後進に示すことができたということは、自信にも繋がります。特に小児科勤務の看護師の場合は、自分が担当した子供が自分に憧れて看護師になり、同じ職場で働くことになるケースも十分に考えられるのです。